前回・前々回のブログでもお伝えした通り、最近は数検受検に向けて時間を見つけては数学の勉強をしております。
塾の講師という立場ではありますが、やはり人間ですので”やる気マネジメント”には苦労しております(元々、家でがっつり勉強できるタイプの人間ではないので)。
今回は科学的な側面から、この”やる気”について触れていこうと思います。
人間のやる気は、「ドーパミン」という神経伝達物質によって起こされます。
ざっくり言うと、快さやモチベーションなどを発生させるホルモンのことです。
実はそのホルモンは、脳の「側坐核(そくざかく)」という場所から放出されるのですが、
やる気を出すためには、この”側坐核”をうまく刺激する必要があります。
そのために最も有効なのが「実際に動くこと」になります。
手足でも脳でもいいので、5~10分でもとにかく動いてみること。
そうすると不思議なことに、エンジンがだんだん温まってくるように「気づけば長時間作業していた。」となる可能性が高いのです。
逆を言えば、「やる気が出るまで待つ」というのは、脳科学的には効果のない方法となるわけです。
それに、あえて「10分程度だけ」と考えることにより、勉強を開始するハードルを下げることにもつながります。
もちろん、適度にオフの時間をとることも大事ですが、「どうしてもやる気が出ない…」というときは、まず5分だけでも頑張ることから始めてみてください。
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