今回は「勉強の質と量、結局どっちが大事なのか?」についてお話ししたいと思います。
巷でもよく議論される「勉強の質or量」についてですが、私はこれには明確な答えがあると思っています。
結論から言えば、勉強するうえで大事なのは”量”であると思います。
当たり前のことかもしれませんが、
何よりもまず「勉強に取り掛かる」機会をどんどん増やしていかなければ、そもそも学力を向上させることはできません。
例えば、サッカーがうまくなりたい子がいたとします。
「どんなふうに練習すればドリブルがうまくなるか?」
「どこの筋肉を鍛えればシュートの威力が増すか?」
など
メソッドを考えるかもしれません。
ですが、練習法を考えているばっかりで、ボールに触れて練習する時間が全然確保できていなかったらどうなるでしょうか?
いつまでたってもサッカーがうまくはなりませんよね。
練習方法を考えることも大切ですが、”実際に練習する時間を確保する”というのはそれ以上に大切なのです。
「塾として、”質”を重視しないのはどうなんだ!」と思う方もいるかもしれませんが、
決して”質”を疎かにして良いとは思っていません。
というのも、勉強時に注意しなければならないのが、
「量」というのが、単に”机に座っているだけ”や、ノートにまとめるだけ等の”作業をしているだけ”では身にならないということです。
目の前の問題に対して解き方や答えを考え、分からなくて解説を見るときには「なぜそのようになるのか?」をしっかり考える。
そういった、”脳みそが汗をかくような勉強”をすることが大切なのです。
この点で言えば、”勉強の質”もある程度は大事だということになります。
ただしそれも、考えられるだけの知識・演習量を積み重ね、
また質を追い求められるだけの日常的な学習習慣を身につけてこそですので、
基本的には”量”の方が大事であると言えます。
ですので、勉強時間は「勉強量」を測る一つの指標にはなりますが、
それよりも、
「解いた問題数」「進めた教材のページ数」「使ったノートの冊数」などを参考指標にした方が良いでしょう。
それらの方が、”どれだけ頭を使ったか”をより表した指標になりますので。
ぜひ、これらの数値を参考に勉強に取り組んでみてください。
読んでいただきありがとうございます。
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