明日、公立高校の合格発表を控えていますが、当塾生徒の結果については全結果まとめてまた記事にしたいと思います。(何となく私のポリシーです)
さて、立て続けの投稿となっていますが、今回は2年前・3年前に記事にした内容の再掲になります。(要はそのくらい大事な内容ってことです)
中学生は学年末試験も終わり、学校の授業は引き続き実施されているものの、これからは卒業式に向けた準備等で授業が無いor少ない日があったりと、どうしても勉強面でのんびりと過ごしてしまう人も多いかと思います。
当塾の新中3生(すなわち現中2生)には毎年全員に伝えているのですが、受験生にとっては中2の1月~中3の夏休み前までの約半年間が極めて重要です。
何度でも言います。この半年間に高校受験を意識した勉強をどれだけ行えるかが、夏以降の実力アップに大きく関わってきます。
世間ではよく「夏は受験の天王山」といいます。「夏休みを制する者が受験を制する」とも言われます。
この考えは確かに間違ってはいません。夏休みほどの長期間、まとまって勉強に取り組める時期が他にないからです。これらのフレーズの通り、夏に中々勉強に身が入らなかった受験生は秋以降に実力を大きく落とす傾向にあります。
ですが、厳しいことを承知で言うならば、受験生が夏休みに頑張るのは当然、ごく当たり前のこととも言えます。
では、今の時期はどうでしょうか?
もし現役の新中3生の方ならば、クラスメイトを想像してみてください。
この時期から、受験をかなり意識して勉強に取り組んでいる生徒さんはそう多くはないはずです。
だからこそチャンスなのです。
受験勉強はしばしばマラソンに例えられます。
自分自身が他の人(ライバル)よりも早く走れば追い抜くことができ、気を緩めて走れば逆に抜かされる。
受験生の夏休みの時期は、皆が皆全力で走っている状況と思ってください。
ライバルたちは必死で走っています。そういう人を追い抜くのって凄く大変じゃないですか?
一方でこの時期は、ライバルたちは”受験”というマラソンにおいてそこまで全力で走っていない、むしろ歩いている状態に近い人が多いと思います。
そういった状況の方が、ライバルたちを追い抜くのって簡単ですよね?
「行きたい学校があるけど、今の自分の成績よりも上の学校だからなぁ…」と悩んでいる人にこそ、この意識を持っておいて欲しいです。
受験勉強そのものは自分自身との闘いですが、その到達点である受験本番はライバルたちとの生きるか死ぬかの闘いです。
ライバルよりも良い点数を取らなければ合格できません。
昨今、中学校の定期試験でも学年順位・(科目によりますが)平均点が公表されなくなったり等、そうした”競争意識”を感じる機会が少なくなってきたように感じます。
ただ、私が伝えたいのはそうした傾向が悪いということではなく、受験そのものはもっとリアルな”競争”の世界であるということです。
(実際、どの施策にもメリット・デメリットがあるのは仕方のないことなので)
だから早くから準備することが大切なのです。
受験とマラソンは似ていますが、受験では”フライング”は存在しないのですから。
じゃあ新中3生は、具体的に何を夏までにやればよいのか?
これは志望校が公立なのか私立なのか、目指す学校と比較して現在どのくらいの立ち位置にいるのか、また現時点でどこまで習得できているのかによって変わってきます。
ひとつ例を挙げるならば、公立志望の生徒さんは中1・中2の理科社会の範囲の復習をすることをおススメします。
公立入試では3年分すべての内容が試験範囲となるため、覚えることも多く夏以降に復習しようとするとかなりの負担になってしまいます。
今のうちから基本的な用語の暗記や、理科であれば計算問題をマスターしておくことで、夏以降の受験勉強が非常にスムーズになります。
ぜひ、新中3生にとってはここから夏までの期間が非常に重要ということを頭に入れておいてください。
~おまけ(余談)~
先日、当塾のOG(現高1)が塾に来てくれました。
突然の訪問に驚いた部分もありましたが(笑)、やっぱり久しぶりに顔を出してくれると「塾やっていてよかったな~」と感じます。生徒時代の懐かしい話や高校生活の話など、話をしていて私も刺激を受けました。
また、実は9月にも現高1のOBが成績表を私に自慢しに来塾したこともありました(笑)
悔しいけど私の高校時代の成績より全然いい成績を取っていました…
これを読んでくれているOB・OGへ、いつでもウェルカムです!と伝えておきます(笑)
読んでいただきありがとうございました。
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