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『教室のオキテ』は必要?

  • 校長
  • 2019年3月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月12日


先日、新聞に興味深い記事が載っていました。



『中学入試 方程式はNG?(3月11日付朝日新聞朝刊』とのタイトルで、

ネット上でもしばしば話題となる、「習っていない漢字は使ってはダメ」「教科書通りの計算方法でないとダメ」といった、小学校における「教室のオキテ」って本当に必要なのか。

勉強の「抜け駆け」を否定することによって、子供たちの学びの喜び、自由を阻害してしまっているのではないか。といった内容の記事でした。

(記事名をネットで検索したら無料で見ることができます。ぜひ読んでみてください)



記事でも例として挙げられていた中学受験についてご説明すると、

中学受験では、つるかめ算や過不足算といった「特殊算」の手法を用いて解く問題があります。

これらの問題は、中学校では「方程式」の文章題で学習するものと同じ問題です。


小学校ではxやyを用いて式を解くことを習わないため、中学受験生は面積図や線分図などを駆使して問題を解いています。これらの手法を「特殊算」と呼ぶわけです。


私も中学受験経験者ですので、「特殊算」は塾でかなり勉強しました。

逆に私は、中学に入って方程式という新たな手法を習い、慣れるのに多少苦労した人間です。

(食塩水など一部の問題については、「特殊算」の方が解きやすいと未だに思っています)



話を戻しましょう。


個別指導塾として、「授業進度の画一化」とは無縁の教育に携わっているため、

「教室のオキテ」ルールに違和感を感じる部分があることは事実です。

正解であるにも関わらず、大人の都合でバツにするのも、あってはならないと思います。


その意味では、私はこのルールに対して批判的な立ち位置にいるといえます。



ただ、私は小学校の教員経験があるわけでもなければ、集団授業を専門としているわけでもありません。

学校の先生特有のむずかしさもあると思います。

「教室のオキテ」ルールにもメリットがあることも理解できるので、

完全否定するつもりもありません。


結論として、

「大人にとって都合の良い状態・状況にしたいがために子供が犠牲になる」

この点がしっかり避けられているのであれば、教育手法は多様であってよいのかなと思います。


読んでいただきありがとうございました。

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