今回は「塾の実績」についてのお話です。
塾の実績と切っても切り離すことができないのが”受験”です。
先日ふと街を歩いていると、こんな表示を掲げている個別指導塾さんを目にしました。
「合格率100%!」
見た瞬間に「なるほど…」と思ってしまったわけです。
「合格率100%」というと聞こえがいいですが、、、
実はこれ、とらえ方によって大きく変わってくるのです。
個別指導塾の通塾生で最も多い、高校受験を例としてみましょう。
高校受験においては、私立・公立どちらを第一志望としていたとしても、ほとんどの場合「抑え」の高校を受験することになります。(一部では「滑り止め」と表現されたりします)
塾に通っているのであれば、その塾の進路面談で「抑え」でどの高校を受験するのかは必ず話にあがります。
「抑え」は全ての高校に不合格で進学できない状況を回避するために受験するので、よっぽどのことがない限り「合格」が確実な高校を選択します。
すなわち、先ほどの「合格率100%」は「全員が第一志望に合格」とも、「全員が抑えに合格」とも捉えることができるわけです。
その意味では、保護者様が「うちの子を〇〇高校に行かせたい」と考えてらっしゃる場合、この「合格率100%」という数値で判断してしまうのは、非常に危険であるといえます。
もちろん、本当に全員が第一志望に合格している場合もありますので、その点は入塾前の面談などでしっかりとご確認いただくことをお勧めします。
「じゃあ、あなたのところはどうなんだ?」と言われてしまいそうですが、、、
「地元の個別指導塾 中丸子校」は2月新規開校の為、校長の井田での今年度指導実績を掲載させていただきます。
(あえて以下では触れてはいませんが、「抑えを含めた合格率」はもちろん100%です)
通常授業担当生徒:7名(私立志望4名、公立志望3名)
第一志望合格生徒:5名(私立2名、公立3名)
第一志望合格率:約71%
チラシ・広告等でも「受験に強い」と示している点はここにあります。
とはいえ、2名の第一志望不合格者を出してしまったことも事実です。
受験なので「不合格」が出てしまうことはしょうがないとも言えますが、これに関しては、担当していた私の責任です。
ただ、彼らも最後まで本当によく頑張ってくれ、私にとっては自慢の生徒であることに変わりはありません。
(親バカならぬ、”講師バカ”ってやつですね笑)
これで「地元の個別指導塾 中丸子校」がどんな塾か少しでも分かっていただければ幸いです。
今回の投稿にあたり、私は「その生徒にとってどのような受験であったか」が大切だと考えているので、このように数値として表すことに抵抗はありました。
しかしながら、新規開校の校舎ということで、地域の方々に信頼されるためには、客観的な数値はどうしても必要だと考え、公表することにしました。
読んでいただきありがとうございました。
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