先日、とある学校の入試問題を見ていたらこんな問題がありました。
問:1997年に打ち上げられた惑星探査機カッシーニが、観測任務終了後に突入した星はどこか。
答えは「土星」です。
実際は選択形式の問題ですが、ノーヒントで答えられる方は少ないのでは?と思います。
実は私、天体関係のドキュメンタリーを見るのが好きなので、カッシーニについても見たことがありました。
ただ、そのドキュメンタリーを見る前は私もカッシーニについては何も知らなかったので、「時事問題としてそのニュース出すか!」と問題のマニアックさに驚きました。
(偏差値上位の学校の入試なので当然といえば当然ですが)
カッシーニは土星及びその惑星の探査を目的として打ち上げられた探査機で、2017年9月にその役目を終え、土星の大気圏に突入しました。
探査機は殺菌作業を行っていなかったので、生命が存在する環境への影響を考慮し、土星の大気によって燃え尽きさせるという措置をとるためです。
カッシーニの功績で特に興味深いのが、土星の衛星「エンケラドス」における間欠泉の発見です。
間欠泉があるということは液体の水が存在することであり、生命が存在しているのでは?との期待も寄せられています。
地球外生命がこの太陽系内に存在しているかもしれない…
ものすごいロマンある話じゃないですか!?
(以前、生徒に同様の話をしたら全く共感してもらえませんでした泣)
この類の話に興味を持たれた方は、ぜひ「ボイジャー」や「ゴールデンレコード」について調べてみてください。
ますますロマンあふれる話がありますので。
とまあ、校長の個人的関心の話になってしまいました…
「勉強」という目的なしで身についた知識でも、どこで役に立つか分からないなあ、、、
そんなことを感じた入試問題でした。
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